振り絞った勇気の行く末は
現在、絶賛就職活動中。
今とある企業に応募を考えていて
そこは履歴書をデータで提出しなければならないようで
慌てて履歴書フォームに文字を叩きこんでいる。
他でやっているダイエットブログなんて毎日2千字くらい打ち込んでいるもんで
無駄に早くなった入力技術がここで役に立っている。
まあそのおかげで就職活動やっているふりとして書き上げた履歴書10枚が☆MUDA☆になったわけだけど
それでも私の目的はあくまで就職であって履歴書を書き上げることではないのでよしとする。使うかもしれないし。使わなくなるのであればそれが一番だけど。
さて、話が良くずれるのは私の悪い癖だよね。ネクタイもよくずれているらしいし。また話ずれたし。
閑話休題して戻ってくることにする。
それで当然、データで提出ってことは写真もデータにしないといけない。
こればかりは慌てた。めんどくさいことこの上ない。
でも急がなきゃこの就職難のご時世、めんどくさがって後回しにしてチャンスを棒に振るなんてもったいなさ過ぎるもの。
決めたらやる男だよ私は。
今日さっそく写真を撮ることにした。
行ったのは某カメラ店。
いつもスピード写真とかだけど、データの受け渡しとなるとね。
それができるスピード写真もあるらしいけどそんなのいちいち探すのも時間かかるし。
さっそく店員さんに相談。
コミュ障だけど頑張って相談。
若干声も指も震えていたけど頑張って相談。
下はジーンズ、上は背広にシャツ、髪はぼさぼさ・・・というどう見ても変質者だけど気にせず相談。
「承知しました。ではこちらへどうぞ。」と密室へいざなわれ
5分ほどで撮影。
思いのほか早く終わってくれたので一安心。
さっそく店員さんと二人で写真を選ぶことにする。
店員さん「こちらの写真はきりっとしてまじめな感じでいいと思います。」
私「ほんとだ。危ない人みたい。」
店員さん「こちらですと笑顔がありますので明るい印象を与えると思います。」
私「ほんとだ。気色わるーい。」
なんてやりとりをしてなかなか決まらず。
主体性のない人間は決めることすら困難なもので。
でもいつまでも店員さんと気持ち悪い自分の顔写真見ながら、きゃっきゃうふふしているわけにもいかない。
店員さんが決めることはできない。私が決めなければならない時は必ず来る。
勇気を振り絞るしかない。
決めたらやる男だよ私は。
意を決して声を出す。
でもどんな事象にせよ一番よくないのはあいまいな返事、わかりづらい言葉で相手に伝えることだ。
もじもじしながらネタをやる漫才師は見ていて楽しいだろうか?
否。
この1か月、何のために月8回のセミナーに通ったというのだ。
ここで学んだコミュニケーションスキルのすべてを使わずしていつ使うというのだ。
そうだ。かましてやれ。
店員さんを笑いの渦に巻き込んでやれ。
頑張れ私。一皮むけるのはここしかない。
限界なんてメーター振り切って飛んでやれ。
私「すみません、この写真の僕がいつにも増してイケメン過ぎるのでこちらにしてください。」
言ってやったぞ。
言ってやったぞ私。
さあ、笑え店員さん。
私の一世一代の渾身のナルシスギャグを!!
店員さん「承知しました。ではこちらの写真をデータにしてお渡ししますね。10分ほど店内でお待ちください。」
誰か・・・ちょっとぺこぱ呼んできて・・・